トップに戻ります
TOPページ プロフィール 政策について 千秋のコツコツ日記 まるまる通信 高橋チャンネル 高橋Facebook


まるまる通信 #406 2006・11・30

東京は地方の人でいっぱい!
明日は12月ということで、国会周辺は人であふれ返っています。と言うのも、12月に予算編成がヤマ場になるため、さまざまな団体の陳情団が霞ヶ関界隈と国会議員の事務所を訪問し、予算の分捕り合戦に奔走するという毎年恒例の風景が今年も続いています。今日も全国農業共済大会、全国町村長大会、全国農業委員会会長集会などなど予算獲得に向けた大会が続き、大会終了後は国会議員の事務所を回るということになります。三重県の場合はほとんどが日帰り出張になってきていますが、まだ多くの方々は前泊し、この陳情合戦ということになるため、東京はあれだけの数のホテルがあっても満杯状態です。宿泊すると前の晩は一杯、ということになると、どれだけの消費が東京に落とされるのか?ということも考えてしまいます。地方の予算を取るために、東京が潤うというおかしな状況はますます激しくなってきていて、地方分権の時代と言われて久しいけど、皮肉なことにむしろ中央集権が強力になっているのではないかと思います。我々が主張しているように、早く権限と財源を大胆に地方に委譲しない限りこの状態は変わりません。昨日もある市長が「財務省へ陳情に行ったけど、めちゃくちゃ冷たい対応だった・・・。」と嘆いていました。数年前に、ある県議会議員が国土交通省の担当部署へ陳情に行って「こんにちは!」と呼んでも誰も振り向いてくれない、そこですぐ近くの若い役人の肩をたたいて、再度「こんにちは!」と言うと、ようやくイヤそうな顔をして振り返ったそうです。しかし、一緒に同行した県の東京事務所の職員から後で、「あのようなことはやめてください」と言われたそうで、なぜかと思うと、「肩をたたいて気分を悪くされると数億円の補助が飛んでしまう」とのこと、肩ひとたたき数億円?
いつまでこんなことやってるんでしょか?
●道州特区法?
そんな中で、昨日の本会議で「道州制特別区域における広域行政の推進に関する法律」、いわゆる道州特区法という法律の趣旨説明と代表質問が行われました。この法律によって中央の権限を道州制度を進めて委譲するというもので、ひょっとしたら県の合併も進むのか?と思ったら、何のことはない北海道に中央の持っていても仕方のないたった8つの権限を委譲するというもので、名前はたいそうですが中身はチンケな法律です。もっともチンケな法律と事前に言ったのは、代表質問に立った小川勝也という北海道の参議院議員ですが・・・。(さすがに代表質問ではそんな表現はできない?ため、みんなからは「チンケな法律と言え!」と野次も飛びました)ご存知のように、北海道は夕張市のように実質的に破産状態の自治体も抱えて大変な状況ですが、道としてはそんなところに無意味な権限を貰っても仕事が増えるだけで、何もいいことはない、と言うのが本音です。小泉さんの時代にはこの道州制論議が盛んで、その遺産とも言える法律が今になって出てきたものの、中央省庁抵抗は激しく、安倍さんもあまりやる気はない法律ということでこんな中途半端なものになってしまいました。
●今日の本会議
昨日の本会議では上記の道州制特区法案以外に、フィリピンとのFTAを承認の趣旨説明、代表質問が行われました。FTAによってフィリピンから看護師、介護士を当初1000名入れるというもので、初めて労働力の移動を含むFTAとなります。また、成立法案は「消費生活用品安全法の一部改正」という法案でした。これはガス機器会社のパロマの死亡事故を受けての改正で、国会周辺では「パロマ法」とも言われました。しかし、これはパロマだけでなくシュレッダーの指切断やパソコンの電池の発火など製品にかかわる製造者責任を問うものです。議員総会での説明では「今日の上がり法案はパロマです!」との表現でどっと沸きましたが、笑い事ではない問題です。詳しい資料が必要な方はご連絡ください・・・・。