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高橋千秋のまるまる通信#435

●ギリギリの採決!
9月10日に始まった臨時国会も2回の延長を重ねて、歴史上3番目に長い臨時国会となって、15日にようやく閉会となります。その閉会目前の今日、重要な法案が3つ採決されることになり、昨日から参議院周辺では賛否を巡ってさまざまな動きがありました。
一つ目の採決はテレビでも大々的に取り上げられてきたいわゆる「薬害C型肝炎救済特別措置法案」です。福田総理が全面救済を打ち出し、議員立法で法案を作ると言い出したものですが、最終的には衆議院の委員長提案という形で全党賛成の法律となってかなり前進したものになりました。しかし、実態は原告団とこれから出てくるであろう人たちを含めて約1000人の救済にとどまり、実態はあと10000人くらいの人たちは救済されないということがわかっていて、委員会ではこれらの人たちも救済するための決議が行われました。完全とは言えませんが、少し前進し、参議院でも全会一致で可決しました。
その可決の瞬間、多くのマスコミのカメラは本会議場とは反対のほうにフラッシュを焚いていて、一体何を写しているのか?と思ったら、傍聴席に原告団の人たちが詰め掛けてきていたようで、もっぱらそっちの写真撮影に忙しいようでした。これで病気がすぐ治るわけではありませんが、一歩前進です。さて、この採決は全会一致ですから問題ありませんが、次が問題です。それは政府提出のいわゆる「新テロ法案」と民主党提出の「テロ防止法案」です。知のように、参議院は民主党が第一党になっていますが、過半数には達していません。このため、政府案は社民党や共産党も反対ということで、否決になることははっきりしていましたが、民主党提出の「テロ防止法案」についても社共とも反対ということを表明していたためギリギリの採決になりそうだったのです。民主党の会派は国民新党と日本新党を入れて120、しかし過半数は122ですので、微妙に足りません。このため、無所属の方々の投票が大きく賛否に影響してくるし、会派の中でも欠席でもしようものなら足りなくなってしまうのです。そこで昨日からその票読みを行って、全員に出席を確認してきたものの、実際に投票するまで結果が分からないヒヤヒヤの採決になってしまったのです。それは自民党側も同じで、今日手術をする人がいたそうえすが、急遽手術を延期させたり、海外出張中の人を呼び寄せたり、と両方ともギリギリの動きがあったことはほとんど報道されていませんが、結果的には賛成120票、反対118票ということになってギリギリ成立しました。(実はその海外出張中の人は呼び寄せたものの本会議には間に合いませんでした・・・。)記名投票で札を持って壇上に上がる法案ですから、もしその札を一人間違えたら119の同数になってしまうところで、めったに見られない議長裁定ということになっていたかもしれませんが、ともかくもこれで参議院の選挙結果を示すことはできました。ただ午後から開かれる衆議院の本会議で今度は与党の3分の2による再議決が行われるようで、新テロ法は成立し、民主党法案は採決されないことになってしまいそうで、民意を無視した形になってしまうのは残念です。このことで引き続き、中東に油を供給することになりますが、今必要なのは油を出すことではなくて、膿(ウミ)を出すこと?ではないのかなぁ・・・・・・?
これで15日に会期末処理の委員会や本会議が行われてこの長い臨時国会は終了ということになりますが、すぐに18日から通常国会が始まりますので、引き続き注目してください。法律の資料が必要な方はご連絡ください。